高校受験で受からなかったら、自分の人生はどうなってしまうのか、不安に感じている中学生は多くいます。
「高校受験失敗 人生終了」といった言葉をネットで見かけ、ますます心配になってしまうケースも少なくありません。
不安なまま受験本番を迎えると、緊張から本来の実力を発揮できなくなるリスクもあります。
高校受験は受からなかったら、進路はどうなるのか、その後の選択肢や心の整え方を事前に知っておくことが大切です。
高校受験は受からなかったらどうなる?
高校受験は受からなかったとしても、進学先の選択肢は複数残っており、人生が終わってしまうわけではありません。
高校進学率は98.8%程度とされ、ほとんどの中学生が形は違えど高校へ進学しています。
第一志望に届かない受験生も一定数存在し、例えば都立高校の全日制だけでも、毎年数千人規模の不合格者が出ています。
つまり第一志望校に受からないことは、それほど珍しい出来事ではありません。
本気で取り組んだ結果として不合格になったのであれば、その経験自体に価値があり、その後どう過ごすかのほうが、人生にとってずっと重要な意味を持ちます。
このように、高校受験は受からなかったとしても、進学先の選択肢は複数残っており、人生が終わってしまうわけではありません。
具体的にどのような進路の選択肢があるのか、見ていきましょう。
高校受験で受からなかった場合に選べる進路の選択肢
高校受験で受からなかった場合に選べる進路の選択肢は、併願校への進学だけでなく、二次募集や通信制高校など複数用意されています。
併願校(滑り止め)へ進学する
第一志望に届かなかった場合、最も一般的なのは事前に受けておいた併願校へ進学するパターンです。
併願校は第一志望校よりも学力面で余裕のある学校であることが多く、入学後に上位の成績を狙いやすいというメリットもあります。
公立高校の二次募集・分割後期募集を受ける
一次募集で定員が満たなかった公立高校では、二次募集や分割後期募集が行われることがあります。
希望の高校で実施されるとは限りませんが、合格すれば4月から全日制高校に通えます。
私立高校の補欠合格・追加募集を待つ
私立高校では、一次募集の合格者に辞退者が出た場合、成績の良い順に合格が繰り上げられる補欠合格の制度があります。
また、欠員が出た場合に三次募集(追加募集)が行われることもあります。
通信制高校・定時制高校に進学する
通信制高校は入学時期が比較的柔軟で、年度途中からでも学び始められる学校が多く、自分のペースで高校卒業資格を目指せます。
定時制高校も複数回の募集を行う学校があり、選択肢の一つになります。
高校浪人という選択肢
大学受験のように浪人して再挑戦する道もありますが、高校受験で浪人する人は全体のごく一部に限られます。
学習塾や予備校に通う費用がかかることや、年齢差から周りと馴染みにくくなる可能性があることなど、リスクも理解したうえで判断する必要があります。
このように、高校受験で受からなかった場合に選べる進路の選択肢は、併願校への進学だけでなく、二次募集や通信制高校など複数用意されています。
では、これらの進路を選んだ場合、その後の人生にどのような影響があるのか確認していきます。
高校受験で受からなかったことが今後の人生に与える影響
高校受験で受からなかったことが今後の人生に与える影響は、長期的に見ればそれほど大きくなく、その後どう過ごすかのほうが重要です。
レベルの高い第一志望校へ進学できたとしても、難関大学への合格が保証されるわけではありません。
大学の付属高校に進学した場合でも、内部進学で希望の学部に進むためには一定の条件を満たす必要があります。
逆に、ライバルの少ない併願校へ進学して上位の成績を維持すれば、大学入試の指定校推薦枠を得やすくなることもあります。
大学へ進学する際、出身高校がどこであったかはほとんど影響しません。
このように、高校受験で受からなかったことが今後の人生に与える影響は、長期的に見ればそれほど大きくなく、その後どう過ごすかのほうが重要です。
一方で、結果が出た直後は気持ちの整理がつかないことも多いものです。
高校受験で受からなかったときのメンタルの整え方
高校受験で受からなかったときのメンタルの整え方は、無理に気持ちを切り替えるのではなく、十分に落ち込んでから次の目標を見つけることです。
悔しさや悲しさは、それだけ真剣に取り組んできた証であり、その気持ちに蓋をする必要はありません。
十分に落ち込む時間を取ることで、かえって気持ちの整理がつき、次へ進むためのエネルギーが湧いてくることもあります。
落ち込んだ後は、たとえ第一志望でなくても4月から新しい高校生活が始まることに目を向け、「3年後の大学受験でリベンジする」「進学先でトップの成績を取る」といった新しい目標を考えてみるとよいでしょう。
つらい気持ちを溜め込まず、塾の先生など信頼できる大人に話してみることも大切です。
このように、高校受験で受からなかったときのメンタルの整え方は、無理に気持ちを切り替えるのではなく、十分に落ち込んでから次の目標を見つけることです。
本人だけでなく、周りにいる家族の対応もこの時期には大きな意味を持ちます。
高校受験で受からなかったときに親ができる対応
高校受験で受からなかったときに親ができる対応は、結果そのものにこだわらず、それまでの努力を認めてあげることです。
不合格という結果に目を向けても、状況を変えることはできません。
本番で力を発揮できなかった理由が、本人の努力不足以外にある場合も少なくないため、受験本番まで頑張ってきたこと自体を認めてあげることが大切です。
声をかけるタイミングにも注意が必要で、本人が一番落ち込んでいるときには、そっとしておいてほしい場合もあります。
話を聞いてほしそうな様子が見えたときに、そっと声をかけるくらいの距離感がちょうどよいでしょう。
逆に親が結果にこだわり、がっかりした様子を見せてしまうと、本人が自分を責めてしまう原因になりかねません。
このように、高校受験で受からなかったときに親ができる対応は、結果そのものにこだわらず、それまでの努力を認めてあげることです。
最後に、こうした事態をできるだけ避けるために、事前にできる対策も確認しておきましょう。
高校受験で受からなかった事態を避けるための事前対策
高校受験で受からなかった事態を避けるための事前対策は、併願校選びと現状把握を早い時期から行っておくことです。
併願校は「入りやすいから」ではなく、「自分が魅力を感じる学校かどうか」を基準に選んでおくと、万が一の場合でも後悔を減らせます。
合格している高校が1校でもあるという安心感は、本命の高校を受験する際の精神的なプレッシャーを大きく軽減し、結果的に第一志望での実力発揮にもつながります。
模試を定期的に受けて自分の現状を把握し、夏から秋にかけては高い目標を持ちつつも、冬頃には自分の成績に合った目標へ調整していくことも大切です。
志望校の決定は、自分一人で判断するのではなく、学校や塾の先生と相談しながら進めるとよいでしょう。
このように、高校受験で受からなかった事態を避けるための事前対策は、併願校選びと現状把握を早い時期から行っておくことです。

