定期テストの英語の勉強法がわからず、何から手をつければいいか迷っている人は多くいます。
単語を覚えればいいのか、教科書を読めばいいのか、問題集を解けばいいのか、やることが多すぎて迷ってしまうのも無理はありません。
実は取り組む順番を正しく理解すれば、効率よく点数を上げることができます。
この記事では、定期テストの英語の勉強法について、今の点数別に何をどの順番で進めればいいかを具体的に解説していきます。
定期テストの英語の勉強法は何から始める?
定期テストの英語の勉強法は、まずテスト範囲の単語を覚えることから始めるのが正解です。
英語の定期テストは「単語・文法・長文・リスニング・英作文」の5つの要素で構成されており、すべての問題の土台になるのが単語の知識です。
単語がわからなければ文法問題も長文も解けないため、最初に単語を固めることが最も効率的な順番になります。
定期テストの英語の出題形式と点数の目安は次のとおりです。
- 単語・熟語問題:約15〜20点(英単語の意味・スペル・発音)
- 文法問題:約25〜30点(穴埋め・並び替え・英作文)
- 長文読解:約30〜35点(教科書本文の内容理解・和訳)
- リスニング:約15〜20点(音声を聞いて答える問題)
上記を見てわかるように、単語と文法だけで全体の40〜50点を占めています。
つまり単語とワークをしっかり仕上げるだけで、平均点以上は十分に狙えます。
90点以上を狙う場合は、そこに長文読解とリスニングの対策を加えることが必要になります。
このように、定期テストの英語の勉強法は、まずテスト範囲の単語を覚えることから始めるのが正解です。
次は、多くの生徒が英語で点数を取れない根本的な原因を確認していきます。
定期テスト英語で点数が取れない原因
定期テスト英語で点数が取れない最も多い原因は、単語だけ覚えてテストに臨んでいることです。
単語を覚えることは大切ですが、単語の意味を知っているだけでは英語のテストで高得点は取れません。
英語のテストは単語の意味を問う問題だけでなく、文章の中で単語を使いこなす力・文法を理解して文を組み立てる力・長文を読んで内容を把握する力が問われます。
点数が取れない生徒に共通するパターンは、主に以下の3つです。
単語だけ覚えて文脈で使えない
英単語を単語帳で1対1に覚えても、文章の中でその単語が出てきたときに意味を取り出せないことがあります。
定期テストでは「この単語の意味は?」という問題より、「この文章の内容として正しいものを選べ」「この英文を和訳しなさい」という形式が多く出題されます。
単語を文章の流れの中で覚えることが、テストで実際に使える知識にするための正しい方法です。
教科書の本文を読み込んでいない
定期テストの長文問題は、教科書の本文をもとに作られることがほとんどです。
教科書の本文を丁寧に読み込まず、問題集や単語帳だけで対策しようとしている生徒は、長文問題で大きく点を落とします。
教科書の英文を和訳し、意味を理解したうえで音読するというプロセスが、長文問題への対策として最も直接的な効果を持ちます。
ワークを1周しただけで終わっている
学校のワークを1周解いて終わりにしてしまうと、問題に対する知識が定着しません。
1周目は「解いて答え合わせをする」作業であり、知識の定着には同じ問題を間違えなくなるまで繰り返すことが必要です。
特に文法問題は、同じ形式の問題を3周以上解き直すことで初めて本番で正確に使える状態になります。
このように、定期テスト英語で点数が取れない最も多い原因は、単語だけ覚えてテストに臨んでいることです。
次は、現在の点数ごとに何をすべきかを具体的に見ていきます。
定期テスト英語の勉強法・基礎(〜70点を目指す)
現在英語のテストで50点前後の場合、テスト範囲の単語を覚えてワークを3周することで70点台を目指すことができます。
70点を取るために必要なのは難しい応用問題の対策ではなく、基礎の単語と文法問題を確実に仕上げることです。
「単語・熟語問題」「文法の基本問題」だけで合計40〜50点分の得点が期待でき、そこに教科書の基本的な和訳問題が加われば70点前後は現実的な目標になります。
単語の覚え方
テスト範囲の単語をリストアップし、意味・スペル・読み方をセットで覚えます。
覚え方は、英単語を見て日本語の意味を言えるか確認し、次に日本語を見て英単語が書けるかを確認するという順番が効果的です。
1回に覚えようとせず、毎日10〜15個ずつ繰り返すことで確実に定着します。
テスト範囲の単語が50語あれば、2週間前から始めることで余裕を持って仕上げることができます。
ワークの進め方
学校のワークをテスト範囲のページを1周解き、答え合わせをします。
間違えた問題には印をつけ、2周目は印のついた問題だけを解き直します。
3周目で全問正解できれば、その範囲の基礎は固まったと判断できます。
ワークを解くときは「答えを写す」のではなく「自分の力で解く」ことが前提です。
答えがわからなくても最初は考えてみることで、自分のわかっていない部分が明確になります。
このように、現在50点前後の場合、テスト範囲の単語を覚えてワークを3周することで70点台を目指すことができます。
次は、70点から85点に上げるための対策を見ていきます。
定期テスト英語の勉強法・標準(70〜85点を目指す)
現在70点前後の場合、教科書の本文を音読して内容を頭に入れることで85点前後まで点数を上げることができます。
70点から85点の差は、長文読解問題での得点率にほぼ直結しています。
長文読解は配点が30〜35点と高く、この分野を得点源にできるかどうかが80点台に乗れるかどうかを左右します。
教科書本文の音読
定期テストの長文問題は教科書の本文をもとに作られるため、本文を丁寧に読み込むことが最も直接的な対策になります。
まず教科書の英文を見ながらスラスラ読めるようになるまで音読します。
次に1文ずつ和訳し、授業で配られたプリントや解答と照らし合わせて意味を確認します。
最後に和訳を見ながら英文を思い浮かべられるかを確認します。
この3ステップを経ることで、本文の内容が頭に入り、言葉を変えた出題にも対応できるようになります。
文法の応用問題まで対応する
70点前後の生徒は文法の基本問題は解けても、並び替えや英作文などの応用形式で失点していることが多いです。
ワークの文法問題を解き直す際に、答えを暗記するのではなく「なぜこの語順になるのか」を説明できるかどうかを確認することが重要です。
文法のルールを理解したうえで問題を解く習慣をつけることで、言い回しを変えた問題にも対応できるようになります。
間違えた問題を「なぜ間違えたか」まで分析する
ワークや問題集で間違えた問題を解き直すだけでなく、「なぜ間違えたのか」の原因を特定することが85点を超えるうえで重要です。
単語を知らなかったのか・文法のルールを誤解していたのか・問題文の読み方が甘かったのかによって、次にすべき対策が変わります。
同じミスを繰り返さないための自己分析が、70点台から85点台への壁を超えるカギになります。
このように、現在70点前後の場合、教科書の本文を音読して内容を頭に入れることで85点前後まで点数を上げることができます。
次は、85点から90点以上を狙うための発展的な対策を見ていきます。
定期テスト英語の勉強法・発展(85点以上を目指す)
85点を超えて90点以上を狙うには、教科書本文を暗唱できるレベルまで仕上げることと、リスニングと英作文の対策を加えることが必要です。
85点から90点以上の差は、リスニング・英作文・和文英訳といった記述系の問題での得点率で決まることがほとんどです。
これらは単純な暗記では対応できないため、それぞれに応じた練習が必要になります。
教科書本文を暗唱できるレベルに仕上げる
90点以上を取っている生徒の多くは、教科書の本文を和訳と一緒にほぼ暗唱できる状態にしています。
日本語訳を見て英文が口から出てくるレベルになれば、英作文や和文英訳問題でも教科書の表現をそのまま活用できます。
音読・暗唱・書き取りの順番で取り組み、最終的には何も見ずに英文を書けるかを確認することが目標です。
リスニング対策
リスニングは「慣れ」と「先読み」が得点率を大きく変えます。
テスト前日までに教科書の音声を繰り返し聞き、英語のリズムや発音に慣れておくことが基本です。
本番では問題文が読まれる前に選択肢を先読みし、何を聞き取るべきかを事前に把握してから音声に集中することで正答率が上がります。
英作文・和文英訳の対策
英作文は教科書で習った文法・表現をそのまま使うことが最も確実な方法です。
試験に出やすい文法事項(比較・不定詞・関係代名詞など)を使った例文を、自分で書いて覚えておくことで本番での応用が効きます。
難しい表現を使おうとして文法ミスをするより、習った表現を正確に使う方が高得点につながります。
このように、85点を超えて90点以上を狙うには、教科書本文を暗唱できるレベルまで仕上げることと、リスニングと英作文の対策を加えることが必要です。
最後に、テスト2週間前からの具体的なスケジュールを確認します。
定期テスト英語の2週間前からのスケジュール
定期テスト英語の勉強は2週間前から始めるのが理想で、単語→ワーク→本文音読→仕上げという順番で進めることが最も効率的です。
テスト直前に詰め込もうとすると単語も文法も定着しないまま本番を迎えることになるため、2週間という期間を正しく使うことが高得点への最短ルートになります。
2週間前〜1週間前
テスト範囲が発表されたらすぐに単語の洗い出しを行い、覚えていない単語のリストを作ります。
毎日15〜20分、テスト範囲の単語を繰り返し確認することを習慣化します。
並行して、学校のワークを1周目として解き始めます。
この段階ではまだ完璧にできなくて構いません。どの分野が苦手かを把握することが目的です。
1週間前〜3日前
単語の仕上げとワークの2周目・3周目に入ります。
教科書の本文音読をこの時期から本格的に開始し、1レッスンを1日1〜2回音読して内容を頭に入れていきます。
和訳の確認も行い、意味がわからない文がなくなった状態を目指します。
3日前〜前日
ワークで間違えた問題の解き直しと、本文の暗唱確認を中心に行います。
リスニングがある場合は、教科書の音声を毎日聞く習慣をこの時期までに身につけておきます。
新しい問題集に手をつけるのはこの段階ではなく、これまでやってきた内容を完璧に仕上げることに集中します。
前日
新しいことは一切やらず、単語の最終確認とワークの間違え直し・本文の音読だけを行います。
睡眠不足はリスニングの集中力低下に直結するため、前日は早めに就寝することが高得点への最後の準備になります。
このように、定期テスト英語の勉強は2週間前から始めるのが理想で、単語→ワーク→本文音読→仕上げという順番で進めることが最も効率的です。


