小学校から通知表を持ち帰ってくるたびに、中学受験でこの成績がどこまで見られているのだろうと気になりませんか?
模試の偏差値ばかりに気を取られ、日々の学校の成績にまで意識が回らないこともあるでしょう。
志望校によって扱いが違うと聞き、どこまで気にすればいいのか判断がつかないこともあるかもしれません。
この記事では、中学受験で通知表がどのくらい重視されるのか、良い評価を取るための対策とあわせて整理していきます。
中学受験で通知表の成績はどのくらい重視される?
中学受験で通知表の成績がどのくらい重視されるかは、私立中学校か公立中高一貫校かによって大きく異なり、私立はほぼ参考程度、公立中高一貫校は内申点として一定の配点を持ちます。
私立中学校の多くは入試当日の学力試験の得点を最も重視しており、通知表の提出自体を求めない学校も少なくありません。
一方、公立中高一貫校では、適性検査の結果に加えて、通知表をもとに作成される調査書(報告書)も総合的な合否判定の材料として扱われます。
つまり、志望校のタイプによって、日々の通知表にどこまで気を配るべきかの重みが変わってくるということです。
私立中学校であっても、面接を実施する学校では通知表に書かれた委員会活動やクラブ活動の内容について質問されることがあり、卒業生の家族を優遇する制度がある学校では、通知表や調査書の内容が確認されるケースもあります。
志望校がどのようなタイプに当てはまるかを事前に確認しておくと安心です。
このように、中学受験で通知表の成績がどのくらい重視されるかは、私立中学校か公立中高一貫校かによって大きく異なり、私立はほぼ参考程度、公立中高一貫校は内申点として一定の配点を持ちます。
では、そもそも通知表の評定は、どのような仕組みで決まっているのでしょうか。
通知表の評定はどう決まるのか
通知表の評定は、単純なテストの点数だけでなく、「知識・技能」「思考・判断・表現」「主体的に学習する態度」という3つの観点別評価を組み合わせて決まります。
「知識・技能」はテストでの正答率や基礎知識の定着度、「思考・判断・表現」は自分の考えを整理して表現する力、「主体的に学習する態度」は授業への取り組み方や自ら学ぼうとする姿勢が評価の対象になります。
この3つの観点は、定期的なテストの結果だけでなく、授業中の発言やノートの取り方、提出物の内容など、日々の学習の積み重ねから総合的に判断されます。
つまり、テストの点数さえ良ければ評定が上がるという単純なものではなく、日常的な学習姿勢そのものが通知表に反映される仕組みになっているのです。
このように、通知表の評定は、単純なテストの点数だけでなく、「知識・技能」「思考・判断・表現」「主体的に学習する態度」という3つの観点別評価を組み合わせて決まります。
こうした仕組みを踏まえると、良い通知表を取るために日々意識しておきたいポイントも見えてきます。
良い通知表を取るための日々の心がけ
良い通知表を取るためには、テスト対策だけでなく、提出物の期限を守ることと、実技教科も含めた全教科にバランスよく取り組むことが欠かせません。
宿題やワークなどの提出物は、期限内に出すこと自体が評価の対象になるため、内容の完成度以上に、まず期限を守る習慣を身につけておくことが大切です。
授業態度についても、積極的に発言することだけが評価されるわけではなく、授業に集中して取り組み、板書やプリントを丁寧にまとめているかどうかも見られています。
音楽や図工、体育といった実技教科は軽視されがちですが、通知表の評定は主要教科と同じように扱われることが多いため、苦手意識があっても最低限の取り組みは怠らないようにしましょう。
中学受験の勉強が忙しくなると、学校の授業を軽く見てしまいがちですが、日々の授業や提出物への取り組みそのものが、そのまま通知表という形で記録されていくことを意識しておく必要があります。
クラブ活動や委員会活動も、参加しているだけで評価につながりやすい項目です。リーダーや目立つ役割を務める必要はなく、掃除当番や係の仕事を自発的にこなしているといった地味な取り組みでも、先生の目にはしっかり留まっています。
一方で、通知表の内容を良くしたいからといって、苦手な習い事やリーダー役を無理に引き受けさせる必要はありません。特別な実績がなくても合格している子どもは多く、何より学力そのものを固めることのほうが優先度は高いという前提を忘れないようにしましょう。
このように、良い通知表を取るためには、テスト対策だけでなく、提出物の期限を守ることと、実技教科も含めた全教科にバランスよく取り組むことが欠かせません。
とはいえ、すでに通知表の内容に不安がある場合は、どのように対応すればよいのでしょうか。
通知表に不安がある場合の対策
通知表の内容に不安がある場合は、志望校が通知表をどの程度重視しているかを早めに確認したうえで、今からできる範囲で学校生活への取り組み方を見直すことが現実的な対策になります。
私立中学校を中心に検討している場合は、通知表の影響はそれほど大きくないため、過度に心配しすぎず、入試本番の対策に力を注ぐという判断もできます。
公立中高一貫校を視野に入れている場合は、残りの学期でできる範囲から、提出物や授業態度を見直していくことで、通知表の内容を少しずつ改善していける可能性があります。
極端に評定が低い教科がある場合は、担任の先生に相談し、何が評価のポイントになっているのかを具体的に確認しておくと、次の学期に向けた取り組み方が明確になります。
このように、通知表の内容に不安がある場合は、志望校が通知表をどの程度重視しているかを早めに確認したうえで、今からできる範囲で学校生活への取り組み方を見直すことが現実的な対策になります。


