定期テストの古典の勉強法がわからず、古文や漢文に苦手意識を持っている高校生は多くいます。
「日本語だから何とかなる」と思って対策を後回しにし、いざテストになると全く読めずに焦ってしまうケースも少なくありません。
ただ、範囲が決まっているテストは、正しい順番で暗記を進めれば短期間でも点数を上げやすい教科です。
この記事では、定期テストの古典の勉強法について、古文と漢文それぞれの対策を中心に整理していきます。
定期テストの古典の勉強法とは?
定期テストの古典の勉強法の基本は、古典を外国語と同じように捉え、単語・文法・現代語訳を暗記して確実に得点することです。
古典で最もやってはいけないのが、「日本語だから読めるだろう」とフィーリングで読もうとすることです。
古文や漢文は、同じ漢字やひらがなを使っていても、現代の日本語とは意味も文法も根本的に異なります。
英語を学ぶときに単語と文法から始めるのと同じように、古典も単語・文法という基礎知識の暗記から始める必要があります。
定期テストの古典は、次の点で暗記が有効に働きます。
- 出題される文章が授業で扱った教科書の文章に限られる
- 単語・文法・句法は覚えれば確実に得点できる
- 現代語訳を覚えておけば内容を問う問題に対応できる
定期テストは初見の文章が出る模試や入試と違い、授業で扱った文章から出題されるため、その範囲を暗記しきることで高得点を狙えます。
記述問題もあるため満点は狙いにくい教科ですが、基礎を固めれば80点以上は十分に取れます。
このように、定期テストの古典の勉強法の基本は、古典を外国語と同じように捉え、単語・文法・現代語訳を暗記して確実に得点することです。
次は、古典で点数が取れない原因を見ていきます。
定期テストの古典で点数が取れない原因
定期テストの古典で点数が取れない最も多い原因は、単語や文法の基礎を固めずに、現代語訳の丸暗記だけで乗り切ろうとしていることです。
古典の点数が安定しない人には、共通した特徴があります。
単語・文法を飛ばして訳だけ覚えている
現代語訳だけを丸暗記すると、テストが終わるたびにゼロからやり直しになり、少し問題の角度が変わると対応できません。
現代語訳が「なぜその訳になるのか」を、単語の意味と文法から理解しておかないと、応用のきかない知識になってしまいます。
現代語訳を覚える際は、単語・文法とセットで理解することが重要です。
授業ノートを軽視している
定期テストの古典は、授業で扱った文章・先生が解説した内容から出題されます。
先生が「ここが大事」と言った箇所、ノートやプリントに傍線が引かれた箇所、教科書の脚注にある語は、そのままテストに出やすい部分です。
授業ノートを見返さずに教科書だけで対策すると、出題ポイントを外してしまいます。
問題演習を答え合わせだけで終えている
ワークや問題集を解いて答え合わせをするだけで、なぜその答えになるのかを振り返らないと知識が定着しません。
間違えた問題は、単語・文法・句法のどこでつまずいたのかを確認し、根拠を理解することが必要です。
音読をしていない
古文・漢文は独特のリズムがあり、音読することでそのリズムに慣れ、単語や意味が記憶に残りやすくなります。
黙読だけで済ませていると、本文が頭に入らず内容理解が浅くなります。
このように、定期テストの古典で点数が取れない最も多い原因は、単語や文法の基礎を固めずに、現代語訳の丸暗記だけで乗り切ろうとしていることです。
次は、古文の具体的な勉強法を見ていきます。
定期テストの古文の勉強法
定期テストの古文の勉強法は、単語→文法→品詞分解→現代語訳→問題演習という順番で段階的に進めることです。
古文は外国語の学習と同じで、基礎から順に積み上げることで効率よく得点できるようになります。
①古文単語を覚える
まず、テスト範囲の本文に出てくる古文単語の意味を覚えます。
特に「うつくし(かわいらしい)」のように現代語と意味が異なる古今異義語や、複数の意味を持つ多義語は頻出です。
本文の中でどう使われているかまで確認しておくと、文脈で意味を問う問題にも対応できます。
学校で単語テストがある場合は、その範囲も確実に押さえます。
②古典文法を覚える
文法は「活用形」「助動詞・助詞の意味」「単語の識別」を軸に覚えます。
特に助動詞は、接続・活用・意味をセットで覚えることが重要で、定期テストでも頻出です。
歴史的仮名遣いを現代仮名遣いに直す問題も出やすいため、あわせて確認します。
③品詞分解ができるようにする
本文を単語ごとに分解し、それぞれの品詞・活用・意味を説明できるようにします。
品詞分解ができると、「なぜこの訳になるのか」が理解でき、現代語訳の暗記も楽になります。
授業で品詞分解した部分は、ノートを見ながら再現できるようにしておきます。
④現代語訳を覚える
単語と文法をもとに、本文の現代語訳を覚えます。
誰が出てきて、何をして、どうなったのか、作者が何を伝えたいのかを理解しながら通読します。
現代語訳の丸暗記ではなく、単語・文法の理解に裏づけられた形で覚えることが、応用問題への対応につながります。
⑤問題演習を繰り返す
学校のワークや問題集を繰り返し解きます。
古典の定期テストはワークや問題集から似た問題が出ることが多いため、間違えた問題を2周・3周と解き直して定着させます。
最後に、本文を暗唱できるくらいまで音読を繰り返すと、内容が完全に頭に入ります。
このように、定期テストの古文の勉強法は、単語→文法→品詞分解→現代語訳→問題演習という順番で段階的に進めることです。
次は、漢文の勉強法を見ていきます。
定期テストの漢文の勉強法
定期テストの漢文の勉強法は、返り点・句法・書き下し文を覚え、本文と現代語訳を対応させて暗記することです。
漢文は古文よりも覚える量が少なく、句法を押さえれば得点しやすい分野です。
返り点・訓読のルールを覚える
まず、レ点・一二点などの返り点のルールを理解し、白文を書き下し文に直せるようにします。
白文に自分で返り点やふりがなを書き加える練習をすると、訓読の感覚が身につきます。
句法を覚える
漢文で最も重要なのが句法です。
否定・使役・受身・疑問・反語などの句法を、「この字が出たらこう訳す」という目印で覚えます。
たとえば「使・令+人+動詞」で使役、「豈〜んや」で反語というように、型ごとに整理して覚えると効率的です。
特に疑問と反語は意味が逆になるため、区別できるようにしておきます。
書き下し文と現代語訳を対応させて覚える
本文の書き下し文を読みながら、現代語訳と対応させて覚えます。
書き下し文を覚えることで、句法・返り点・重要語を同時に学習できます。
音読を繰り返すことで、漢文特有のリズムに慣れ、記憶にも残りやすくなります。
問題演習で仕上げる
学校のワークや問題集を解き、間違えた問題を繰り返します。
句法が問われる問題、書き下しを問う問題、内容理解を問う問題など、出題パターンに慣れておきます。
このように、定期テストの漢文の勉強法は、返り点・句法・書き下し文を覚え、本文と現代語訳を対応させて暗記することです。
最後に、時間がないときに古典で点を取る優先順位を見ていきます。
定期テストの古典で短時間で点を取る優先順位
定期テストの古典で短時間で点を取る優先順位は、配点の大きい本文の内容理解から始め、助動詞・重要古語・漢文句法の順に詰めることです。
古典は暗記の比重が大きいため、他の教科より前日の詰め込みが効きやすい教科です。
ただし、やみくもに教科書を最初から読み直すのではなく、点になる順番で進めることが重要です。
出るところから逆算する
限られた時間では、「出るところ」から逆算して詰めます。
授業中に先生が強調した箇所、ノートやプリントで傍線が引かれた箇所、教科書の脚注にある語は、ほぼそのまま出ると考えて優先的に覚えます。
点になる順番で詰める
時間がないときは、次の順番で優先度をつけます。
まず配点の大きい本文の内容理解(現代語訳)を押さえ、次に助動詞・敬語、重要古語、漢文の句法という順に詰めていきます。
残り時間が少ないほど、配点の大きい本文の理解から手をつけることが得点につながります。
授業で扱った問題を確認する
古典のテストは授業で扱った問題が中心になることが多いため、授業でやった問題とその答えを必ず確認します。
学校のワークの問題と解答をセットで覚えておくと、同じような問題が出たときに素早く対応できます。
テスト直前も諦めない
テスト開始直前の時間には、まだ手をつけられていない範囲の問題と解答に一度目を通しておきます。
全範囲にざっと目を通すだけでも、数点を拾える可能性があります。
このように、定期テストの古典で短時間で点を取る優先順位は、配点の大きい本文の内容理解から始め、助動詞・重要古語・漢文句法の順に詰めることです。


