定期テストの社会の勉強法がわからず、暗記が多くて手をつけづらいと感じている中学生は多いようです。
覚える量が多いわりに点数が伸びない、何から手をつければいいかわからない、といった悩みから、後回しにしてしまうケースも少なくありません。
ただ、範囲が決まっているテストの中でも、正しく対策すれば最も短期間で点数を上げやすい教科です。
この記事では、定期テストの社会の勉強法について、点数が取れない原因から分野別の対策まで整理していきます。
定期テストの社会の勉強法とは?
定期テストの社会の勉強法の基本は、教科書と学校のワークで重要語句を暗記し、その語句の意味や背景まで理解することです。
社会は5教科の中で最も暗記の比重が大きく、覚えた分だけ点数に直結するため、短期間でも成果を出しやすい教科です。
定期テストの社会は、学校で配られるワークからほぼそのまま出題されることが多いため、まずワークの内容を完璧に覚えることが得点への最短ルートになります。
ただし、近年は暗記だけでは対応できない問題も増えています。
2020年度の学習指導要領の改訂以降、単に語句を答えるだけでなく、その背景や理由を問う思考力・記述問題、資料やグラフを読み取る問題が増えています。
たとえば「兵農分離とは何か」を覚えるだけでなく、「なぜ兵農分離が行われたのか」「その結果どうなったか」まで理解しておく必要があります。
つまり、社会の勉強は「用語を覚える」ことを土台にしつつ、「その用語の意味・背景・つながりを理解する」ことまで進めることが重要です。
用語の暗記だけなら60点、意味や背景まで理解すれば80点以上、記述や資料問題まで対応できれば90点以上が狙えます。
暗記を効率よく進めるには、書いて覚えるだけでなく、声に出して覚える方法も有効です。
目で見て、声に出して、耳で聞くというように複数の感覚を使うことで、記憶に残りやすくなります。
このように、定期テストの社会の勉強法の基本は、教科書と学校のワークで重要語句を暗記し、その語句の意味や背景まで理解することです。
次は、社会で点数が取れない原因を見ていきます。
定期テストの社会で点数が取れない原因
定期テストの社会で点数が取れない最も多い原因は、社会を単純な丸暗記科目だと思い込み、語句を意味も理解せずに覚えていることです。
社会は暗記科目だと言われますが、丸暗記だけの勉強では今の定期テストで高得点を取るのは難しくなっています。
語句を丸暗記するだけで意味を理解していない
用語だけを機械的に覚えても、その意味や背景を理解していないと、少し問われ方が変わった問題や記述問題に対応できません。
「この用語は何か」だけでなく「なぜそうなったのか」「何とつながっているのか」まで理解することで、思考力を問う問題にも対応できるようになります。
問題集を自力で解くことに時間をかけすぎている
真面目な人ほど、わからない問題を教科書や資料集で時間をかけて調べようとします。
しかし、調べることに時間をかけすぎると、テスト範囲を終える前に時間切れになってしまいます。
わからない問題は最初から答えを見て、その答えを覚えるという方法のほうが、限られた時間では効率的です。
問題を解いただけで暗記の練習をしていない
問題集を1回解いて答え合わせをするだけでは、知識は定着しません。
社会は「問題を解くこと」ではなく「解いたあとに暗記を繰り返すこと」で点数が伸びます。
問題集を解いた後、間違えた語句を繰り返し覚え直す暗記の練習を別に行うことが重要です。
資料・グラフの読み取りを練習していない
近年増えている資料・グラフの読み取り問題は、知識があっても正しく読み取れなければ得点できません。
普段から地図・グラフ・資料に目を通し、何を表しているかを読み取る練習をしておく必要があります。
このように、定期テストの社会で点数が取れない最も多い原因は、社会を単純な丸暗記科目だと思い込み、語句を意味も理解せずに覚えていることです。
次は、分野別の具体的な勉強法を見ていきます。
定期テストの社会の分野別の勉強法
定期テストの社会の分野別の勉強法は、地理は地図・資料と関連づけ、歴史は流れと因果関係で覚え、公民は仕組みを理解するという形で対策を変えることです。
社会は地理・歴史・公民の3分野に分かれ、それぞれ効果的な覚え方が異なります。
地理の勉強法
地理は、地名や産物を単語として覚えるのではなく、地図・気候・産業を関連づけて覚えます。
たとえば「なぜその地域でその作物が作られるのか」を、気候や地形とセットで理解します。
北海道の酪農、甲信越の水はけの良い土地での果樹栽培のように、土地の条件と産業を結びつけて覚えると記憶に残りやすくなります。
地図・グラフ・雨温図の読み取りは地理で頻出のため、資料集を使って読み取りの練習を繰り返します。
歴史の勉強法
歴史は、出来事を単発で覚えるのではなく、流れと因果関係でつなげて覚えます。
「なぜその出来事が起きたのか→どうなったのか」という因果を意識することで、記述問題にも対応できます。
人物名・事件名・年号を覚える際は、その前後の出来事と関連づけて覚えると忘れにくくなります。
たとえば「平清盛」が出てきたら、「保元の乱」「平治の乱」「日宋貿易」など関連する語句をセットで思い出せるようにします。
特に近現代は用語が急増し、テストや入試で頻出のため、丁寧に理解しておきます。
年号は語呂合わせで覚えると効率的ですが、単に年号だけを覚えるのではなく、その年に何が起きたかとセットで覚えることが重要です。
出来事を時代順に並べる問題も出やすいため、大きな流れを一本の線としてつかんでおくと、並べ替え問題にも対応できます。
公民の勉強法
公民は、制度や仕組みを「なぜそのルールが必要なのか」という理由とセットで理解します。
似ている語句が多いため、言葉だけを覚えると混同しやすく、意味の違いを理解して区別することが重要です。
公民は授業の進度が遅く直前に詰め込みがちになるため、授業があったその日のうちに用語を説明できるようにしておくと後が楽になります。
資料問題が他の分野より多いのも公民の特徴なので、グラフや統計資料の読み取りにも慣れておきます。
このように、定期テストの社会の分野別の勉強法は、地理は地図・資料と関連づけ、歴史は流れと因果関係で覚え、公民は仕組みを理解するという形で対策を変えることです。
最後に、高得点を取るための記述・資料問題対策を見ていきます。
定期テストの社会で高得点を取るための記述・資料問題対策
定期テストの社会で高得点を取るための記述・資料問題対策は、用語の意味を自分の言葉で説明できるようにし、資料から情報を読み取る練習を繰り返すことです。
用語の暗記だけで取れるのは80点前後までで、90点以上を目指すには記述問題と資料問題への対策が欠かせません。
記述問題の対策
記述問題は、用語の意味や出来事の理由を、自分の言葉で説明できるようにすることが基本です。
ワークや問題集の記述問題は、問題と模範解答をセットで覚え、「この問われ方ならこう答える」というパターンを身につけます。
10〜40字程度の短い論述が出やすいため、キーワードを含めて簡潔にまとめる練習をします。
用語を覚えるときに「これを説明するとしたらどう言うか」を意識しておくと、記述問題に強くなります。
資料・グラフの読み取り対策
資料・グラフの読み取り問題は、まず資料が何を表しているかを正確に読み取る練習をします。
雨温図なら気温と降水量、人口ピラミッドなら年齢構成というように、資料の種類ごとに何を読み取るべきかを把握しておきます。
資料集に載っているグラフや統計に普段から目を通し、「このグラフの特徴は何か」を考える習慣をつけます。
教科書・資料集の細かい部分まで確認する
90点以上を狙う場合、学校のワークだけでは範囲をカバーしきれないことがあります。
社会は応用問題が作りにくいため、先生は問題の難易度を上げるために教科書や資料集の細かい部分から出題することがあります。
ワークを完璧にした後、教科書と資料集に目を通し、ワークに載っていない用語・年号・グラフを確認しておきます。
時事問題に備える
公民を中心に、時事問題を出題する学校が増えています。
時事問題が出る場合は、テスト前にニュースや新聞から出題されやすいテーマを確認し、重要な語句をまとめておきます。
このように、定期テストの社会で高得点を取るための記述・資料問題対策は、用語の意味を自分の言葉で説明できるようにし、資料から情報を読み取る練習を繰り返すことです。


